CEOの人柄と熱量に確かな手応え。弁護士の次なるキャリアとして「攻めを守る」インハウスローヤーを選んだ訳 | 株式会社ZEALS

CEOの人柄と熱量に確かな手応え。弁護士の次なるキャリアとして「攻めを守る」インハウスローヤーを選んだ訳

Written by Sayaka Oyama | 2021/01/07

ジールスにはインハウスローヤー(組織内弁護士)、若松牧がいます。驚くのが、社会人生活のスタートは弁護士でなかったということ。企業に在籍しながら難関一橋大学法科大学院、そして司法試験に一回で合格し、弁護士に。その後のキャリアアップとして選択したのはスタートアップ企業の「インハウスローヤー」という道。弁護士事務所の外へ一歩踏み出し、ジールスの内側から関わる人となった理由とは何なのか、お話を伺いました。
  • Maki Wakamatsu | 若松 牧

    ◆学歴
    2008年3月:青山学院高等部卒業
    2008年4月:青山学院大学法学部入学
    2012年3月:青山学院大学法学部卒業
    2013年4月:一橋大学法科大学院入学
    2016年3月:一橋大学法科大学院卒業
    2017年12月:司法修習終了

    ◆職歴
    2010年〜2016年:デザイン・広告関連企業
    2017年12月〜2020年9月:日比谷パーク法律事務所
    2020年9月〜:当社在籍中

    ◆執筆歴
    <2018年>
     ・「インターネットサービスが目指す「個人信用のスコア化」」商事法務ポータル
    <2019年>
     ・「判例解説講座 ニイ・ウイスコー事件」月刊監査役
     ・「防犯目的のカメラ画像共同利用の展望」商事法務ポータル
    <2020年>
     ・「金融機関におけるクラウド利用概況と法的留意点」共著 金融法務事情 No.2130
     ・「エンターテインメント法務 Q&A 第 2 版」 共著 民事法研究会
     ・「準委任契約の誤解を解きほぐす―システム開発契約を題材に―」共著 知財管理 Vol.70 No.5(NO.833)

    ◆その他
    第二東京弁護士会 知的財産権法研究会 会員
    東京弁護士会法律研究部 知的財産権法 部員
    エンターテイメント・ロイヤーズ・ネットワーク 会員
    弁護士知財ネット 会員
    情報法制学会 会員

Contents

社会人スタートは弁護士じゃなかった。弁護士を志したきっかけとは

ジールスにジョインするまでのキャリアについて、詳しく教えてください。

法学部卒業後は、20歳から学生フリーランスとして働いていたデザイン・広告関連企業に、PM兼ライターとして就職しました。

PMとして予算やスケジュール管理、ライターとして執筆をすることはもちろんのこと、契約交渉や契約書チェックまで幅広く担当していました。
15名弱の小さな会社でしたが、世界三大広告祭では金賞を取るような実績もあり、様々な面白いプロジェクトに関わらせていただいて楽しかったです。

一方で、“物足りなさ”も感じていました。

 

どんなところに“物足りなさ”を?

大学在学中は勉学とフリーランスの仕事という二足の草鞋で、忙しくも楽しい毎日を過ごしていました。
しかし大学卒業後、仕事一本となった時に“物足りなさ”を感じるようになったんです。

同時に、自分ができる業務の範囲に力不足も感じていました。
法学部卒業ということで社内の法務にも携わらせてもらう一方、大きな事象が起こると先方が弁護士を立ててくることもあり、太刀打ちできないことにとても悔しい思いをしました。
それで、弁護士にしかできないことがあるなら「自分が弁護士になろう」と志すようになったんです。

 

すごいバイタリティ!弁護士になるためには相当厳しい道ですよね?

弁護士になるために「司法試験を受けよう」と思い調べると、その日がちょうど法科大学院入学に必要だった適正試験のWEB申し込み最終日でした。
これは運命だなと感じ、受験することを決意したんです!

その後、法科大学院試験にも無事合格。学生時代と同じように大学院に通いながらそのまま仕事を続け、司法試験も一発で合格することができました。

司法修習の一年間は専念義務があったため、そのタイミングで学生時代から約6年間お世話になった会社を退社しました。

 

弁護士としてのキャリアをスタート。外部弁護士として感じた課題

弁護士になってからはどんな仕事をされていたのですか?

「日比谷パーク法律事務所」に就職しました。

個人ではなく、企業を主なクライアントとする企業法務系の事務所で、クライアントの中心は一部上場企業でした。
契約交渉や契約書作成、法的助言といったジェネラル・コーポレートのほか、M&Aのサポートや不祥事対応、株主総会指導や100億円規模の訴訟など、弁護士としてさまざまな経験が積める環境でしたね。

 

色々な経験が積めて面白そうですが、何か課題に感じることが?

もちろん、弁護士になったからこそ積める経験も増えましたが、最初の会社ではプロジェクトマネージャーとしてプロジェクトの全体像が見えていたのに対し、外部の弁護士という立場では、クライアントから「この問題について教えてください」と相談を受ける事項に断片的に対処することが多く、自分の関与している案件の全体像や最終的な着地までを見ることができないことに、またも“物足りなさ”を感じるようになりました。

そして、もっと「内側」の経営の意思形成過程が見えるポジションで働きたい、信頼できる経営者、共感できるビジネスモデルの企業のためにドップリと入り込んで働きたいと思い、「インハウスローヤー」というこれまでとは異なる立ち位置から事業に関わることを志したんです。

 

企業の内側から関わるため、インハウスローヤーに。

インハウスローヤーになる上で、志望する企業の条件はありましたか?

まず、スタートアップであること
大企業の法務部門という大きなピラミッドの中で働いていても、経営の意思形成過程は見えずに目の前に与えられた課題に断片的に対処するままになってしまうのではないかと思ったからです。反対にスタートアップだと、経営陣との距離が近く、セクションごとの敷居も高くないため、色々なセクションを見ながらさまざまなことに関われるという期待がありました。

また、ゴールに向かってみんなで走っていくようなスピード感のある成長中の事業環境に身を置きたいという思いも強くありました。
自分自身もスピード感をもって成長していきたいですし、成熟しきった企業よりも、新しいサービスや商品、価値観を作り出していく過程に関わりたかったんです。

法務としても、既存の答えのない新しい問題に取り組む方がやりがいを感じます。

 

ジールスを知ったきっかけは?

スタートアップの求人を探したりヘッドハンターと会って話したりして転職活動をしていましたが、一緒に走っていきたいと思えるような企業には出会えずにいました。

そんな時、信頼のおける弁護士事務所の先輩に、リクルーターを紹介してもらったんです。
その方は、現在ジールスの経営アドバイザーとしても従事している金坂さんで、私とジールスを結びつけてくれた人物となりました。

金坂さんからも何社か紹介してもらいましたが、とにかくジールスがイチオシとのこと。

金坂さんがそこまで言うのなら、きっと成長する企業なのだろうと可能性も感じながらも、ジールスのホームページを見ると、まず飛び込んできたのが「日本をぶち上げる(ジールスが掲げるビジョン)」の文字。

チャットボットというサービス自体は面白いと感じましたが、平均年齢も若く、「ぶち上げる」というビジョンに勢いだけの会社なのではないかと、正直不安さえも感じていました(笑)

 

 

ジールスに不安を抱いていたのが、変わったということでしょうか?

CEOの清水と面談をして、ガラリと印象が変わったんです。

「ジールスが成長していくためには、攻めを守る法務が必要だと感じている。
また、業界を牽引する会社として自社だけのことではなく、業界の健全化も見据えて取り組んでいきたい」と言われ、法務側としても確かな安心感を覚えました。

法務のパフォーマンスの出し易さには、経営陣のマインドが大きく影響すると思っています。
経営陣が「リスクなんてどうでも良い、一応弁護士を置いとけばいいいんでしょ」というような考え方だと、法務としてもパフォーマンスを発揮できません。

そうした中で清水は、「今までは成長優先で進んできたが、今後は上場を見据え、業界のリーディングカンパニーとしてもちゃんとクリーンなサービスをしていきたい」というマインドを持っており、CEO清水となら安心して仕事ができるなと思ったんです。

ズバリ、数ある企業の中からジールスに入社を決めた理由は?

決め手としては、1つはCEO清水の人柄に惹かれたこと、2つ目にジールスで働いていくイメージが湧いたこと、そして3つ目に事業に成長の可能性を感じたことです。

まず、とにかくCEO清水の人間力に惹かれました。自社だけが成長していければ良いと言う考えではなく、業界自体を、日本を良くするためにはどうすればいいかという熱い想いに、清水の人柄の良さを感じました。

また、CEO清水から攻めにストップをかけるのではなく、攻め続けるために必要な体制を整えてほしいと言われたのですが、それが私が描いていたインハウスローヤー像と一致していたことと、面談でも話が弾み、具体的なサービスの改善点等についても盛り上がるなどしたことで、自分がジールスに貢献できることが多いのではないかと感じると共に、一緒に走っていくイメージを持つことができました。

3つ目の成長の可能性については、CEO清水やCOO遠藤から、凄まじいスピードでの事業成長の話や、ワクワクするような今後の展望を聞く中で、この会社なら本当に日本をぶち上げるまでの会社になれるのではないか、という確かな可能性を感じました。そしてその成長を一緒に実現していきたいと思ったんです。

 

業界を牽引するジールスの使命

ジールスはチャットボット業界のリーディングカンパニーですが、チャットボット自体まだまだ新しいサービスであり、ジールスが新たに取り組もうとしている「接客DX」についても同様です。
ジールスでは、広告審査体制の構築など、クライアントや消費者の皆様により一層安心してご利用いただけるサービスを提供するため、様々な取り組みを開始していますが、業界を牽引する企業として業界全体の健全化をリードしていくことが、ジールスの使命だと考えています。

 

ありがとうございました!

「攻めを守る」インハウスローヤーが加わったことにより、より強固な事業基盤で急成長しているジールス。
ジールスでは、一緒に推進してくれる仲間の応募をお待ちしております!