「コミュニケーション×デザイン」2つの武器を活かせる場所がジールスだった。チームにおいてデザイナーに求められるのは本質を見抜く力 | 株式会社ZEALS

「コミュニケーション×デザイン」2つの武器を活かせる場所がジールスだった。チームにおいてデザイナーに求められるのは本質を見抜く力

Written by | 2021/03/30

幼い頃から、美術に関心を持ちクリエイティブな仕事に携わりたいと夢見ていたと語る井上さん。一度諦めかけた夢は、人生を賭けて企業選びをしてきた彼女のバイタリティ溢れる行動から叶います。デザイナーを志した理由、そしてデザイナーという職種の垣根を超えた社内コミュニケーションを図り、ユーザーの心を動かすクリエイティブを生み出す秘訣を探ります。
  • Asuka Inoue | 井上明日香

    2018年、ジールスにUXライター(現:コミュニケーションデザイナー)として中途入社。その後Web制作にて1年半Webデザイナーとしての経験を積み、2020年にデザイナーとしてジールスへ再度入社。主にビジネスサイドのデザインを担当し、チャットボットへの流入を促すポップアップ広告等をつくっている。

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自問自答を繰り返し、辿り着いた理想郷。一度は辞めたジールスに、デザイナーとして舞い戻るまでの旅路

ファーストキャリアは上場企業で総合職からのスタートだったというのが驚きですが、デザイナーになるきっかけは何だったのでしょうか?

私は昔から絵を描いたり、本を読んだりとクリエイティブなことが大好きでした。デザイナーなどのクリエイティブ職への憧れもありましたが、大学時代にデザインを専門的に学んでいなかったため引目もあり、夢を諦める形で大手インターネット企業に総合職として入社しました。

そこでは、責任のある仕事を任せてもらっていましたが、自分の強みである「コミュニケーション力」を生かせている感覚があまりなく、より多くの人と関わることができる環境に身を置きたいという思いから、貿易関係の会社へ転職します。その頃、趣味でデッサンを始めたことが、一度諦めたクリエイティブな仕事を改めて志すきっかけとなりました。なんと、私デッサンをしている間、食事も睡眠も取らずに、無我夢中で描き続けていたんです。これは自分でも驚きましたね(笑)。
仕事自体は、貨物を必要な時に必要な場所へ確実に運ぶ責任感と社内外の方とのコミュニケーションが多く充実していたのですが、自分の生活を犠牲にしてまで熱中できることがあるのならば、「それを仕事とした方がより社会に貢献できる!」と思うようになり、再び転職活動をしました。当時は、未経験なことがネックになると分かっていたのでデザイナーやライターなど幅広く見ていましたね。

ジールスとの出会いは?

正直、転職活動は難航しました。デザイナー職の求人は、経験を求められます。そんな時、ジールスからUXライター(現:コミュニケーションデザイナー)のスカウトを受けました。

話を聞いてみると、とにかくコミュニケーションを設計し、顧客体験を良くしたいという熱量に感動しました。働いている人も「仕事を早く終わらせて余暇を楽しむ」のではなく、「仕事そのものに夢中になっている様」がとても印象的で、私自身すごくワクワクしたのを覚えています。

UXライターの仕事は、コミュニケーションを設計できるということに魅力を感じたことと、自分の意思を強く持ち続けていればクリエイティブな仕事もできるのではないかとジールスに入社を決めました。

一度目の入社から退社を経験。社外での学びは何でしたか?

UXライターとして入社した後、案件責任者になりクライアント対応から広告運用までさまざまな業務を行いました。チャットボットの広告作成は、まさに私がやりたかった仕事そのもの。一枚絵としてのデザインをつくるのではなく、「ユーザーは、どんな気持ちクライアントのLPに訪れたのか」「ユーザーの悩みを解決に導くものは何だとう」と思考を巡らせクリエイティブに落とし込んでいました。

しかし、デザイナーが不在の環境で独学で知識を習得することへの葛藤もあり「早い段階で、クリエイティブをもっと極めたい」という気持ちから、デザイナーとしてのスキルを磨くことを決意しました。スキル不足は実感していましたが、人より何倍も努力すれば必ず追いつけると思っていたので、ジールスを手放すことも、転職することも怖くはなかったです。

一年半という短い間お世話になったWeb制作会社では、Webデザイナーとして様々なクリエイティブに携わりました。夢だったクリエイティブ業界での仕事はとても刺激的だった反面、業務委託で携わりづつけていた古巣ジールスの働き方が恋しく感じる時もありました。
私が得意としていた、ユーザーに寄り添いながらコミュニケーションを取り全体設計を行う仕事や、情熱を持って仕事に取り組むジールスで働く仲間たちの姿勢は何ものにも変えがたいことでした。

自分なりにデザイナーとしてのスキルと経験を積めた確かな感覚を持って、昨年12月にジールスの専属デザイナーとして再度入社しました。一般的に言う、出戻り社員です。

良いクリエイティブは、メンバーとコミュニケーションを取りながらつくってこそ生まれるもの

井上さんの笑顔とコミットメントに多くの人が助けられていると思います。仕事をする上で、心掛けていることはありますか?

今では「お喋り」と言われるくらいたくさんの人たちとコミュニケーションを取ることが好きですが、実は元々とても人見知りで「どうすれば人と上手くコミュニケーションが取れるのか」と悩んでいました。高校2年生の時にその悩みは解決しました。人は怖くない、オープンマインドで付き合えば、仲良くなれると気づいたんです。そんな背景もあり、相手の気持ちを常に意識してきた私は、マーケティング的観点でものごとを考えユーザーの心理に極限まで寄り添うのが得意です。

デザインを考える時は、単に1枚の広告の見た目を綺麗にするのではなく「全体を通してどういう体験をするか」に重きをおき、コミュニケーションデザイナーやアカウントプランナーと意見をぶつけながら新しい価値をつくっていくことを意識しています。社内にはさまざまなチームが存在しますが、私の場合どこか一つのチームに所属している感覚はあまりないです(笑)

それぞれのチームが持つクライアントのことはもちろん、どういう広告運用しているかLPでどんな訴求をしているかなど細部まで調べます。競合の会社を見ることもありますし、SNSや掲示板もチェックしてできるだけユーザーに近い感覚でいられるようにしています。

社内でのコミュニケーションについても教えてください。

どちらか一方の指示というより、一緒に考えていくスタイルを取るようにしています。デザインを依頼する側は、どうしても全体が見えにくくなることがあるので、私がそのデザインを見る初見の人間として、「初めて見る人はどう思うか?」「パッと理解できるか?」という視点でのフィードバックすることを意識しています。

デザイナーという職業柄、依頼される側の立場になることが多く知らぬ間に上下関係ができてしまう場合もあるので、まずはの私のパーソナルな部分も知ってもらい、「気軽に相談(雑談)できる雰囲気」「任せられる安心感」にある信頼関係をつくり出せるように意識しています。年齢・職業問わず、私に気軽に相談を持ちかけてくれるメンバーが多いのは、とても嬉しいことですね。

人生を賭けて働く環境を探求した私は今、何を思うのか。

私自身、自分の人生を賭けて仕事と働く環境を追求してきました。3度の転職を経験し、わかったことがあります。私が働く上で重要視していることは、「自由度が高い(提案できる環境である)こと」「働く環境・人が良いこと」「人を笑顔にできる(スキル貢献ができる)こと」の3つです。

ジールスは、それらが揃っている稀有な環境でした。
今は、デザイナーというスキルを身につけ、ジールスでもそのスキルを活かしていますが、自分がジールスに貢献できることがあればどんな肩書きでも良いので、この会社のために貢献していきたいと思っています。

私ひとりで「日本をぶちあげる」ことはできないかもしれませんが、人見知りだった時代から芽生えた「隣の人を笑顔にする」という思想を大切に、日頃のコミュニケーションから人を笑顔にして、ジールスで共に過ごせる仲間を増やし、最終的にみんなで「日本をぶち上げる」ことが私の使命だと思っています。